実験委員会 第15回実験内容



実験名称 金属フレキシブルホースの内圧破壊実験
実験目的 金属フレキシブルホースは、圧縮機やポンプの吸入、吐出側の配管に挿入して、配管の膨張、収縮の変化を吸収するための使用が多い。内圧に耐え、気密性を保つために二重構造になっている。このため、定期検査時、健全性を保証することは難しい。
実験委員会では、平成元年、「高圧フレキシブルメタルホース耐圧、破壊実験」を行った経緯があるので、この実験内容を更に進化させて、新品と使用済品との比較、内外面の検査方法の検討、耐圧・気密試験による寸法変化、破壊圧力と破壊状況の詳細調査等の実験を行い、日常の保安管理業務の知見を高めることを目的とした。
実験年月日
実験場所
予備実験 平成19年7月17日 (株)ユニ・エンジニアリング
第1回本実験 平成19年11月24日 大和熔材(株)富田林工場
第2回本実験 平成20年1月26日 大和熔材(株)富田林工場
第3回本実験 平成20年2月16日 (株)ユニ・エンジニアリング
実験担当事業所 ダイキン工業(株)
大和熔材(株)
(株)ユニ・エンジニアリング
エア・ウォーター(株)
(株)ネリキ
岩谷産業(株)
ガス保安検査(株)
(株)ダンテック
大陽日酸(株)
住金機工(株)
(株)フジキン
昭和ガス物流(株)
日東高圧化学工業(株)
結果、その他
1.

今回の実験では、新品、使用済品合わせて47本のフレキシブルホースを使用した。長期間使用されたものを含めて、全て良好な特性を保持していることが分かった。

2.今回調査をした金属フレキシブルホースの全般的な評価としては、長期間使用のものも、劣化、損傷が非常に少ないものと判断された。
また、内外面観察法の改善によって使用中の品質保証の精度も上げうるものと考えられる。
掲  載
安全ニュース
高圧ガス安全ニュース249(平成20年7月10日発行)
備  考  


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