実験委員会 第14回実験内容



実験名称 バルブは"ゆっくり"開閉する <百聞は一見に如かず>
実験目的 高圧ガス保安教育では、「バルブは、ゆっくり開閉する」ことを徹底して教えている。
しかし、現実には、依然としてバルブの急速開放やガスの急速圧縮に起因する事故・災害が起こっている。そこで
  1. 圧縮速度によって、配管内の状態はどのようになっているのか。
  2. 酸素ガスの流れによって、バルブシートの状態はどのようになるのか。
  3. アルゴンガスを利用して、「配管内が、どのような状態で温度上昇するのか」を知ろう。
を、過去の実験データをもとにして編集まとめたものである。
実験年月日
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実験場所
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実験担当事業所
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結果、その他

バルブを開いた瞬間、配管の下流側ではどのような現象が起きるのかを理解することによって、バルブ操作の保安意識向上に寄与できると考えた。

  1. 高圧酸素ガスの急速圧縮では、配管内の樹脂(バルブシート)が発火燃焼した
  2. 急速にガスを流した場合、短時間ではあるが、配管終端近傍に560℃に達する高温部分が出現することを計測、実証した。

これらの現象は、バルブ開放の初期(2秒以内)に発生するので、実作業では「バルブは、ゆっくり開ける」ことを徹底、厳守することにより事故・災害の未然防止に大いに役立つものと確信する。

掲  載
安全ニュース
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備  考 過去の実験データをもとに編集


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