実験委員会 第13回実験内容



実験名称 液化炭酸ガス容器用破裂板式安全弁の作動実験
実験目的 液化炭酸ガスの用途は、工業用、飲料用、冷媒等多岐にわたっている。
しかし、飲料用の場合、炭酸ガスの性質について十分な知識を習得して取扱っている人が少ない。
炭酸ガス容器の保管状況により、破裂板式安全弁からガスが噴出することがある。この場合の作動音及び放出ガスが問題となっているので、破裂板式安全弁の経年変化や安全弁作動時の状況を再認識するために実験した。
実験年月日
実験 平成19年3月17日
実験場所 (株)ネリキ 神戸工場
実験担当事業所 ダイキン工業(株)
大和熔材(株)
(株)ユニ・エンジニアリング
日本ガス開発(株)
エア・ウォーター(株)
カグラエンジニアリング(株)
(株)ネリキ
岩谷産業(株)
ガス保安検査(株)
(株)ダンテック
大陽日酸(株)
エア・ウォーター炭酸(株)
住金機工(株)
(株)フジキン
昭和ガス物流(株)
日東高圧化学工業(株)
昭和炭酸(株)
日本炭酸(株)
液化炭酸(株)
結果、その他
1.液化炭酸ガス用経年使用破裂板式安全弁の破裂実験結果。
上記3ヶ所の充てん所において実働(回転)していた1年、3年、5年経過後の板式安全弁を取り外して、それぞれを標準型水圧式作動試験装置に取り付けてテストを行った。
結果は、経年変化による異常作動は無く、規定の吹き出し圧力範囲内に保持されていた。
2.

市販の炭酸ガス充てんボンベを用いて昇温破板実験結果。
本件は、リボンヒーターによる強制加温による破板を行い、破板時の圧力、温度、騒音を連続記録して実体験したものである。
結果は、作動圧力14.71MPa、容器肩部温度51.7℃、音圧119.2dB
(A)であり、予想範囲内であつた。

掲  載
安全ニュース

高圧ガス安全ニュース No.245 (平成19年 7 月10日発行)

備  考  


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